連載!ものづくり補助金 第8回
2016年4月7日
よくある問い合わせ
「今ある機械を買い換えたいのですが、ものづくり補助金の適用を受けることはできないでしょうか」という問い合わせを受けることが多々あります。
依頼内容を聞いてみても、単純に今ある機械が古くなり、同じタイプのものを同じ用途で購入したいというものがほとんどです。
ものづくり補助金について真剣に検討された方であれば、このような動機で申請してもまず採択されないだろうということはお分かりかと思いますが、具体的に採択されないであろう理由は下記のとおりです。
採択されない理由
① 革新的なサービス開発・試作品開発・サービス提供プロセスの改善に該当しない、
②「付加価値額」年率3%及び「経常利益」年率1%の向上を達成できる計画に該当しないことが挙げられます。
ちなみに、ものづくり補助金により収益を上げた場合には、事業完了後5年間の報告により、その収益を国に納めなければいけなくなるため、もし補助金を得たとしても効果は薄くなります。
ものづくり補助金以外を検討してはどうか?
ものづくり補助金は安易に申請するには時間も労力もかかります。また、申請にあたり外部に協力を得るにはコストもかかります。ものづくり補助金の趣旨にあった設備投資かどうかを再度確認してから進めましょう。
なお、その設備投資が他の補助金の交付要件を満たしている場合や、税制優遇を受けることができる場合もあります。当社のHPでも多数紹介しておりますので、そちらをご確認ください。