災害用水洗トイレシステムを一般公開
2015年4月9日
みなさんは震災時のトイレのことを心配したことはございますか。マスコミでは報道されていませんが、東日本大震災時のトイレの状況は、宮城県女川町の方のアンケートによると、想像を超える悲惨な状況だったそうです。ただ女川町が例外だったわけではなく、どの被災地も同じような状況だったそうです。
もし、首都圏で同様な災害が起きたとき、トイレ問題はどうなってしまうのでしょう。人口密度から考えると想像しただけでも恐ろしいですね。
▲そこで、このトイレ問題解消に向けて、横浜中央経理の顧問先である株式会社井戸屋様は「災害用水洗トイレシステム」を開発し、茅ヶ崎市内の浜見平団地・しろやま公園内に設置、3月29日に一般公開をしたところ、大勢の市民が興味をもって集まりました。
▲トイレの設置場所は普段は駐輪場として使用されており、見た目ではトイレがあるかはわかりません。
▲このトイレは女性2人で組み立て可能で、たったの15分で駐輪場だった場所がトイレに!!
▲子供たちも興味深く見ています。
▲東日本大震災時のライフラインの復旧状況をご存知でしょうか。電気は比較的復旧が早いものの、水道は震災から10日後でも復旧率は50%をようやく超える程度のようです。
このトイレの特徴は電気を太陽光で発電し、水は井戸水を使用しますのでライフラインが復旧する前に使用することができるのです。
災害時に備え、私たちの街にもこのトイレを早く設置してほしいと思います。