中小企業向け資本性資金供給・資本増強支援事業について
2020年7月2日
令和2年6月に令和2年度第2次補正予算が成立し、資金繰り対策として「中小企業向け資本性資金供給・資本増強支援事業」が盛り込まれました。
■具体的な内容
一時的に財務状況が悪化した中小企業に対して、日本政策金融公庫及び商工組合中央金庫が、民間金融機関が資本とみなすことが出来る長期間元本返済のない※資本性劣後ローンを供給
※資本性劣後ローンとは・・・通常の融資が負債に位置づけられるものに対し、資本性劣後ローンは資本とみなされるものです。それにより金融機関の評価は「資本が増強され、財務状況が改善した」ものとされます。通常の融資は「負債が増加し、財務状況が悪化したもの」とされるため、金融機関の評価は通常の融資よりも良くなります。
■ 主な貸付条件
・融資対象:新型コロナウイルス感染症の影響を受けている、
① スタートアップ企業、②企業再建に取り組む企業、等
・貸付限度:最大7.2億円(別枠)
・貸付金:5年1ヶ月、10年、20年(期限一括償還)
詳細は下記の4ページをご確認下さい。 https://www.meti.go.jp/main/yosan/yosan_fy2020/hosei/pdf/hosei2_yosan_pr.pdf
出典:経済産業省「令和2年度第2次補正予算の事業概要」
「令和2年度2次補正予算の事業概要」(経済産業省)